1294 火打崎・宗崎=鳳珠郡穴水町字曽良(石川県)この写真の場所はココと特定するには…

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 西へ向かって走るバスが甲(かぶと)の集落に近づくと、南に形のよい山が飛び出しているのが見える。標高67メートルの楕円形が岬のように飛び出ているが、ここは岬名はなく円山という名がついている。
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 この山の上には神社のマークがついていて、その名を加夫刀比古神社という。この“かぶと”が甲という集落の名前になったのには、またなにかいわれもありそうだが…。
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 入江の奥にまた袋になった水域をもつ甲からは、バスは進行方向を南に変えると、海岸から離れたところを走る。
 次の岬は円山の南、1.2キロに角も丸く突き出た火打崎なのだが、この岬の先端は、実は円山の先にわずかに頭を出していた。
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 バスが曽良の細長い入江にきたところで、県道34号線は再び海岸線に戻り、ここから火打崎が東に見える。
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 そして、地理院地図ではちょっこんと岩礁の出っ張りのように表現されている宗崎は、どうもうまく撮れていなかったようだ。
 見逃したか? あるいは火打崎の裾にくっついてしまって隠れているのか?
 円山のようなはっきりした地形的特徴が顕著であれば、見ただけでこれはどこだという見当がつくが、さほど特徴がない岬は、特定するのも結構むずかしくなってしまうことがある。
 この付近、穴水の東側の出っ張りに細かくある岬のなかには、そういうのもいくつか隠れている。
 前に「難所だ」と書いていたが、岬を視認するのにも苦労する。
 GPSは検討はしてみたが、結局採用しておらず、いつも撮り溜めた写真を地図と照合しながら、場所の特定をしている。
 まあ、それでだいたいはわかるし、わからないのをあれこれ苦心しながら見つけていくのも、楽しみのひとつとしているので、なんらそれを厭わないし、不便で困るということもない。
 ただ、なかには判断がつきかねて迷うこともある、ということだ。
 そういうときにはまず、バス停だとか、看板だとか、その場所を示すような情報があれば、助かる。
 ところが、難所のこの付近では、看板の類いもあまりなく、地形的特色も顕著に現れない。
 いよいよわからないとなると、時刻で合わせる。写真データに記録された撮影時刻と、バスの走行ダイヤを照合して、写真の位置を地図上で確認する。そうすれば、この写真は確かにここだと特定することができる。
 ここから先はちょっとわかりにくかったので、それをやってみた。
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 問題は、この乗っている設計のおかしな北陸鉄道のバスが、宇出津を出るときから遅れていたことである。したがって、遅れた時間を調整して照合してみなければならない。
 
 バス停名 時刻表 写真データ   遅れ差
黒崎-A   10:16 10:26 ±10
兜小学校前-B  10:21
曽良-B  10:23 10:34 ±11
鹿波東  10:31 10:43 ±12
鹿波    10:32
旭ヶ丘口 10:34
椿崎口 10:35
椿崎マリーナ 10:37 10:48   ±11
穴水聖頌園前-B 10:39 
東岩車-B 10:40 
岩車-B 10:41 10:52 ±11
 (AとかBとかいうのは、北陸鉄道のサイトの時刻表でそう表記してあるから、そのままとしたので上りと下りとか停留所の位置の違いを示しているらしい。)

▼国土地理院 「地理院地図」
37度11分16.36秒 137度1分30.40秒 37度11分11.31秒 137度0分54.40秒
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dendenmushi.gif北越地方(2015/09/14 訪問)

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