1203 真鶴岬・大瀬崎など=相模湾から駿河湾へ(神奈川県・静岡県)羽田から福岡へまたまた空からの岬を眺めてみる…1

昨年からの約束で、春休みに石垣島の孫を連れて広島へ行くことになった。当初は山口へも立ち寄るつもりだったので、合流地点は福岡空港と決めていた。まず、福岡までの空路はお天気もよくて、地図の上を飛んでいるような感じも楽しめた。
こういう場合も、状況が許せばできるだけ写真を撮ることにしている。だが、どういうわけか写真は肉眼で見たときほど鮮明にはならない。安いデジカメでロクな写真にはならないとわかっていても、それでもやっぱり撮ってしまう。写真の出来の善し悪しが問題なのではなく、鳥のように空から岬を眺められた、という記録のほうが重要なのだから…。

もう何年も前から、羽田空港も第1と第2にターミナルがわかれてから空港の特定名は単に「東京」とのみ呼称されるようになっているし、滑走路が増えたために離着陸のコースも変わっている。おまけに家からは京急一本で空港まで行けるようになっているので、はなはだ都合がいい。もっとも、飛行機に乗る機会は、ごくたまにしかない。
それで、たまに乗るときには、例によって窓側の後方の席を確保し、下界の景色をみるのが楽しみである。これはお天気次第なのと、航空路によってはまったく岬に関係がない飛び方をすることのほうが多いので、これで岬めぐりの項目がつくれることはまたまたたまのこと。
今回の福岡便は、東海から瀬戸内海、関門海峡と玄界灘の上を飛んで、福岡に到着したが、高度も高過ぎず、いくつかの岬は視認できたので、コレクションに加えておきたい。

まずその手始めは、空港を飛び立って間もなく、湘南海岸の北側内陸を相模湾を遠くに見ながら丹沢の上を飛ぶ。
そこで、三浦半島や江ノ島が見えるが、いささか遠い。
そして、大磯の照ヶ崎は小さな出っ張りなので判然としないが、半島が目立つから真鶴岬はすぐにそれとわかる。

このコースは、以前にはもっと近くを飛んでいたことがある。(1059 空から見る岬・その1=湘南海岸から富士山へ(神奈川県・静岡県)初めて乗る石垣行き直行便が羽田を飛び立つと…)このときのほうがもっと湘南海岸は近かった。
今回は、湘南海岸からは遠かったが、その代わりに富士山のすぐ北側を飛んだので、山中湖から沼津・駿河湾方面が一望できる。

伊豆半島の西海岸で、一番手前の見えるのが、大瀬崎であろう。その奥にも伊豆西海岸のでこぼこが見えるが、そのいちばん奥は波勝崎であろうか。いやいや、そんなに遠くまでは見えていないので、もっと手前であろう。

沼津の千本松原からずっと西へ行くと、富士南麓の海岸線から清水港・三保の松原の先端に当たる吹合ノ岬や真崎とおぼしきところまではなんとか見える。

しかし、富士山が見えると、初めて富士山を見るわけでもなかろうに、やはり写真を撮る人が多い。これも考えてみればおもしろい。

国土地理院の地理院地図(電子国土Web)が、すっかり変わってしまって、非常によろしくなくなってしまった。黒い三点のブロックが邪魔で、縮尺バーがなくなった。アップグレードして変わるのはいいのだが、悪く変わるのは困る。前のスタイルに戻れないかと旧アドレスで試してみていたのだが、それも4月になってからかできなくなっている。
これからは、この画面を使うことになるのかと思うと、いささか気が重くなってしまう。(この画面はモノクロにしてある。)
しかたがないので、メインの使用はやめて、なるべく従来の地図に近いものを使えるようにやってみよう。
▼国土地理院 「地理院地図」




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