835 法瀬の鼻・ささきの鼻=長門市通(山口県)この名前はなんだろうと思って調べようと検索してみると…
青海島を通る道は、橋を渡ってすぐ西へそれて青海湖のほうへ行く細い道と、島の東側を仙崎湾に沿って、ナツミカンの原樹なるものがあるところを経て、通という集落までで行き止まりになる道しかない。クジラの墓がある通までは、前回この島を訪問したときに行っているのだが、昔の捕鯨基地だったという漁港と入江をつくっている出っ張りには岬がない。
島の中央から西はほとんどの字名は仙崎だが、東側3分の1くらいを占めているのが通であり、そこの長い出っ張りの先端についている名前が「法瀬の鼻」である。
「法瀬」とは、いったいなんだろう。
調べてみたけれど、これがわからない。Yahoo! Japanの検索ででてくるのは、例の必ず出てくるけど絶対役に立たないマピオン電話帳と、すぐに法瀬を勝手に離れてしまって、“瀬法律事務所”だとか、“戸瀬恭子さんのバストアップ法「バストあっぷるん」でバストをマッサージ ...”なんて関係のないものばかりしか出てこない。速効バストアップ法は評判だのレビューだの、笑っていいとも出演だのと、ぞろぞろ出てくるので驚く。
ネット情報というものは、くだらないもの(自分のもそれに入るか)で埋め尽くされている。そこで、「検索」が重要になるのだが、でんでんむしは当初からGoogleの検索結果が、どうもしっくりこないので、もっぱらYahoo!検索しか使っていない。だが、それもGoogleの検索エンジンを使うことになったと、いつかどこかで読んだことがある。その後、Yahoo!の検索結果が変わったのかどうか、比較検証までできないのでわからない。
イヤなのは、食べログなどの直接関係のないのがざーっと初めの数ページを占めたり、一見親切そうなおためごかしや、ひっかけがやたら多いことだ。前にも書いたが、ホテルの検索などもちゃんと場所を指定しているのに、何十キロも離れた遠くのホテルしか出てこないので、バカにされているのかと思う。ないなら「ない」といってくれ。検索の世界もカネがものをいう部分もあるようだが、広告主やカネを払ったものだけを優遇検索するのは、度が過ぎるともう検索とはいえない。もうちょっとまじめに検索ワードに即してもらわないと、そのうち見捨てられる。
不要な邪魔情報をかきわけてみても、情報がなにもないということは、「法瀬」という漢字に意味があるのではなく、ホウセという読み、音に関係があるのかもしれない。
入江に帰ってくる、あるいは出て行くクジラ捕りの船乗りたちが、「ホーセ!、ヤレセ!…」とか、元気にかけていた掛け声からきたのではないだろうか。そういう推測も、成り立つわけだ。
いちおう、でんでんむし説としては、これを仮に候補としておくことにしょう。
広い仙崎湾を見渡すと、青海島の南側は本土が、東側には大小いくつかの島影が浮かんでいる。北から、大島、笹島、鹿の島、三子、幸島などで、このうちいちばん大きい島が大島。
その大島の南端には、ささきの鼻という岬の名がある。しかし、青海島からでは、そこを特定するのは困難である。
しかしながら、通りすがりとしても、いちおう同じ字名内にある岬として、記録に留めておく。
鹿の島までは、法瀬の鼻と同じ字名の通で、これらの島が仙崎湾にフタをするように連なってある。
法瀬の鼻のある標高50メートルの人跡のない出っ張りは、その内側に紫津浦(しづら)という静かな入江を抱えている。紫津浦の奥は、養魚場の施設があり、松林のなかに駐車場がある。ここまでが比較的広い道で、大型バスが方向転換できるのもこの付近までだろう。
国土地理院の電子国土ポータルが、また変わった。これまでは比較的自由にいろいろな縮尺を使ってきたが、今後は、2万5000分の1をメインにしたほうがいいのだろうか。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度25分1.39秒 131度13分22.49秒 34度24分38.32秒 131度16分3.94秒



この記事へのコメント
以前はそれぞれ傾向があったので、使い分けることができたから
よかったんですけどね。
自分のほしい情報は、複数、できれば3つ以上のキーワードを入れた
検索で絞り込んでいくしかないと思っています。
やはり、複数キーワードで絞るのを、最初からやることを原則にすべきですね。そうすれば、「ぷるるん…」なんてのは、最初からカットできる…。
ちなみに、「法瀬 青海島」で検策すると、でんでんむしの岬めぐり835項(つまりこの項)がトップで出てきました。
が、やっぱりほかは二番目のキーワードだけで引いてきます。
日本全国どこへ行っても、それは同じ構図で、美しい国の総理大臣の地元からして、例外ではない…。
「しずら」は国土地理院の表記に準じました。