296 革篭崎=宮島の最南端(広島県)これもムリヤリなのですがなにしろ道がないんで対岸から…
「宮島」と「厳島」は、どういう使い分けがされているのだろう。地名では廿日市市宮島町だし、駅や島全体の名では「宮島」。神社をいうときには「厳島」。そう思っていたのだが、最近では(とくにネット情報では)、「宮島(厳島)」だったり、「厳島(宮島)」だったりして、もう訳がわからん。どっちでもいいのなら、ここは国土地理院の地図の表記に従って、「厳島(宮島)」と統一したいところなれども、これがどうもしっくりこない。やはり島全体を指すときは「宮島」のほうが、昔からそう呼んでいたのでなじみがある。
この宮島の最高峰は弥山の535メートルだが、いくつもの峰をもっていて、かなりデコボコしている。いちばん南の峰が岩船岳で、そこから南に伸びる尾根が海に落ちるところの先端に小さな島のようにくっついている。ここが宮島の最南端となる。


ヤクショウ鼻から見ると、革篭(こうご)崎と可部島がよく見える。
ここも島には道もなく、船でもないと近くに寄ることもできない。ついでにいうと、最北端は聖崎。右手奥に見える島は大竹市の阿多田島で、その左手に盛り上がって見えるのは大黒神島だろう。この島は、今は合併して江田島市だが、以前には町長が自衛隊の射爆場を誘致しようとして問題になったこともあった。
宮島はもともと島全体が神の島だから、さまざまな禁忌があり、人間の都合の良いようにはできない島なのだ。神をも恐れぬ人間の所業は、水族館やロープウエイまでつくったりしてたまに閉じこめ騒ぎなども起こしているが、それでも人が往来できるのは島の北半分程度に限られている。
南の大竹市の沿岸は、ほとんどが埋立てられた工業地帯になっており、そのせいで岬が消えてしまったのかも知れない。そこの工場の岸壁からだと、革篭崎は3キロちょっとしか離れていないが、岬は正面から見ると何だかわからなくなってしまうものなので、4.5キロ離れたところからの写真でOK。これでいいのだ。



さらにむりやりを重ねると、このずっと先には戦艦陸奥が沈んでいる柱島があり、そこは山口県岩国市となる。
先にknaito57さんから、コメントをいただいていたが、実は末尾の国土地理院の地図は、25000分の1なのだが、ネット上のブラウザで見る時点でいくらか変わっているし、さらにそれをキャプチャーしてブログに貼付けるところで変わっている。したがって、正確な25000分の1として載せているわけではない。小さくて見にくいかも知れないが、地図の右下の縮尺が、250メートルのときと500メートルのときがあるのである。項目によって縮尺を変えてあるのだが、それは内容によってできるだけ広範囲にみたいとき、例外的に500メートルになっている。
で、今日のこれも岸との関係がわかるように500メートルにしてある。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度13分55.24秒 132度16分27.62秒

中国地方(2008/07/13 訪問)

この宮島の最高峰は弥山の535メートルだが、いくつもの峰をもっていて、かなりデコボコしている。いちばん南の峰が岩船岳で、そこから南に伸びる尾根が海に落ちるところの先端に小さな島のようにくっついている。ここが宮島の最南端となる。


ヤクショウ鼻から見ると、革篭(こうご)崎と可部島がよく見える。
ここも島には道もなく、船でもないと近くに寄ることもできない。ついでにいうと、最北端は聖崎。右手奥に見える島は大竹市の阿多田島で、その左手に盛り上がって見えるのは大黒神島だろう。この島は、今は合併して江田島市だが、以前には町長が自衛隊の射爆場を誘致しようとして問題になったこともあった。
宮島はもともと島全体が神の島だから、さまざまな禁忌があり、人間の都合の良いようにはできない島なのだ。神をも恐れぬ人間の所業は、水族館やロープウエイまでつくったりしてたまに閉じこめ騒ぎなども起こしているが、それでも人が往来できるのは島の北半分程度に限られている。
南の大竹市の沿岸は、ほとんどが埋立てられた工業地帯になっており、そのせいで岬が消えてしまったのかも知れない。そこの工場の岸壁からだと、革篭崎は3キロちょっとしか離れていないが、岬は正面から見ると何だかわからなくなってしまうものなので、4.5キロ離れたところからの写真でOK。これでいいのだ。



さらにむりやりを重ねると、このずっと先には戦艦陸奥が沈んでいる柱島があり、そこは山口県岩国市となる。
先にknaito57さんから、コメントをいただいていたが、実は末尾の国土地理院の地図は、25000分の1なのだが、ネット上のブラウザで見る時点でいくらか変わっているし、さらにそれをキャプチャーしてブログに貼付けるところで変わっている。したがって、正確な25000分の1として載せているわけではない。小さくて見にくいかも知れないが、地図の右下の縮尺が、250メートルのときと500メートルのときがあるのである。項目によって縮尺を変えてあるのだが、それは内容によってできるだけ広範囲にみたいとき、例外的に500メートルになっている。
で、今日のこれも岸との関係がわかるように500メートルにしてある。
▼国土地理院 「地理院地図」
34度13分55.24秒 132度16分27.62秒




この記事へのコメント
若いころに行ったことがあるので、すっかり「行った行った」と思いこんでいた宮島ですが、何のことはない。神社と境内をうろうろしただけのこと。宮島の奥部、裏側(?)はミステリアスですね。
やはりこれは、きちんと使い分けるべきではないかと…。