小豆島の形を何かに例えていうなら何だろう、三本足の鼎かなあ、いや四つ足の動物を横から見たようにも見えたりする。すると、ネット情報ではどうやらウシの形に例えるという記述がいくつかあることがわかった。ウシだとすると、向こう側の足は胴体に隠れていて見えないことになるが、その前足の部分に当たるのが、三都(みと)半島に当たる。
三都…
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池田湾は、土庄町の最南端である黒崎と、小豆島町の中央付近に突き出た釈迦ヶ鼻の間で、大きく開けた湾だが、その北東奥にある。港は西の飛岬と東の沖の鼻の間に挟まれていて、小豆島の主要港の一角を担っている。
小豆島の港ではやはり土庄港がいちばんの中心には違いないのだろうが、高松との間の往復便数でいうと、池田港の一日8往復というのは…
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池田港からは、フェリーが毎日8往復、60分で高松との間を結んでいる。そのターミナルで映画村からの帰途のバスを降り、ここから三都西線(みとにしせん)に乗り換えて、神浦西まで行く。小豆島の南側中央に大きく張り出している半島は、地図にはないけれどどうやら三都半島という名前があるらしい。 その半島の名をとって、三都西線と三都東線のバスが走って…
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田ノ浦映画村線のバスは、帰りも同じルートを通って映画村から土庄港まで行くのだが、もう一つ西の半島も回らなければならないので、途中の池田港ターミナルで降りる予定だ。その前に、古江まで戻ったところで、バスは東に寄り道をする。坂手港をぐるっと回って、また古江に戻り、そこから醤油とオリーブを経て池田港に行く。
塩谷鼻を見るとこ…
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塩谷鼻は北西の權現鼻に対して、出っ張りの南に向かって飛び出している。權現鼻もウン崎も飛び地で、その所在は古江だったので、塩谷鼻がはじめて田浦所在の岬となる。
「岬の分教場」とか「岬の村」というときの「岬」は、どの岬のことを指しているのだろうか。どうやら、それはウン崎でも權現鼻でもなければ、この塩谷鼻でもないらしい。分教場か…
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映画の舞台となった場所やロケ地が「聖地」などと称されて、わざわざそこを訪ねて行ったりすることが流行り始めたのは、いつ頃のことからなのだろうか。でんでんむしも一度、岬めぐりで訪れた人の気配もない片田舎の海岸で、どうやら日本人ではないらしいリュックを背負った青年が、一人でウロウロしているのを見かけたことがある。そこは「セカチュウ」…
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木下恵介監督が、最初に壺井栄の「二十四の瞳」を映画化するにあたって、初めてこの物語の舞台を小豆島に設定し、ロケも行なったわけで、これは原作を元に映像化を試みようとする場合、どうしても必要なことだったろう。
そこで、原作にいう「農山漁村の名が全部あてはまるような、瀬戸内海べりの一寒村」として、原作者の出身地である小豆島にまず…
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1952(昭和27)年に発表された壺井栄の「二十四の瞳」は、その2年後の木下恵介監督作品をはじめとして、何度も映画化・映像化されていて、今や小豆島といえば「二十四の瞳」というくらい有名になって定着している。ところが、Wikipediaをみると、こう書いている。小説の舞台は、壺井栄が、その冒頭で「瀬戸内海べりの一寒村」としている…
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田ノ浦映画村線のバスは、オリーブの丘と鬼ヶ崎を過ぎてなおも東へ進み、内海町の街に入ると、国道から分かれて南へ進路を変える。苗羽(のうま)、芦ノ浦付近には、道路の両側に古い倉庫のような工場のような大きな建物が続く。この辺りには、オリーブと並ぶ小豆島の名産である醤油や佃煮などの会社が軒を連ねている。
香川県の醤油の生産量は…
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小豆島オリーブバスの北廻り福田線は、島の北部中央付近より西寄りの屋形崎から南に向かって山越えをする。峠を越えて下りきったところはまだ土庄町だが、そこからまた国道436号線を東へ向かって走る。すると、すぐに小豆島町に入る。ざんざん降りの雨の中、池田港前のバス停で降りると、そこで今度は田ノ浦映画村線のバスを待って乗り換える。幸い、…
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