石垣島の新しい空港はカーラ岳の南側で白保の海に近い盛山に(31)(石垣島だより シーズン2)

 ANA 091便のB767-300が石垣島に近づくと、右の窓からは最初に見えてくるのは川平湾の北に飛び出た半島で、その先端は川平石崎である。その北海岸にはクラブメッドの赤い屋根の建物が見え、崎枝湾を過ぎ、御神崎、屋良部崎、大崎から名蔵湾を越え、前勢岳、バンナ岳上空から東から北向きに向きを変えていき、やがて石垣島空港の滑走路に降り立った…

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1062 空から見る岬・その4=尾鷲市から熊野市へ(三重県)尾鷲市と熊野市の陸からの岬めぐりも苦労したが…

 ええっ、これで岬めぐりの難所を突破って…? …といえるのかどうか。ま、とにかくそういうことにしておいてくださいな。 この難所については、行けそうもない岬を見越して、こんなまとめで予防線を張ってもいた。(行けなかった岬)  桃ノ木鼻の次は、青い写真の中央左寄りにある半島。いくつもの触手を伸ばしている不整形ヒトデのようなでこぼこの多いこの…

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1061 空から見る岬・その3=熊野灘・熊野古道の海辺(三重県)岬めぐりの難所も飛行機の窓からなら…

 これまでは、石垣島へ行くときには、大型ジェット機で那覇まで飛び、そこで乗り継いで石垣空港に向かっていた。このため、だいたいは高高度を飛ぶので羽田から舞い上がるとたちまち高度を上げ、雲の上を飛ぶ。 お天気の関係もあろうが、これまではこの路線で下界の景色をよく見たという記憶がない。せいぜい雲の上に付き出た富士山か、奄美などの南西諸島がちょ…

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1060 空から見る岬・その2=知多半島から伊勢へ(愛知県・三重県)豊橋上空あたりから南西寄りに進路を変えて…

 ANA 091便は、駿河湾の陸地寄りを航路にしているらしい。 富士山を過ぎると、進行方向右側の窓からは海岸は見えなくなり、南アルプスや木曽の山や谷が見えていた。写真も数枚撮ったのだが、その写真の場所が天竜川なのか木曾谷なのか、またそのどの辺なのかを特定するのがなかなかむずかしい。 いろいろやってみたのだが、時間ばかり経ってもまるで成果…

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1059 空から見る岬・その1=湘南海岸から富士山へ(神奈川県・静岡県)初めて乗る石垣行き直行便が羽田を飛び立つと…

 空飛ぶ夢をしばらく見ない…。そんなことを書いていたのは、誰だったろうか。こどもの頃には、よく夢のなかで空を飛んでいた。そんな夢を、ぷっつりと見なくなったのは、やはり大人になってからだろう。 鳥のように空を飛べたらいいのになあ…。 そういう人類が長い間抱いてきた夢に、多くの先人たちが挑み続けてきたおかげで、今ではわれわれ普通の人間でも、…

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1058 神崎鼻=長崎市木鉢町1丁目(長崎県)男神クンはまあここにいるとして女神サンはいずこにおわしますや

 長崎本線の終始点である長崎駅に近い浦上川の河口から、南南西方向に4キロ弱、細長く続く長崎港の港口西にあるのが神崎鼻である。神崎は人名にも地名にも多い名で、とくに岬では同じ長崎県ながら佐世保市の神崎鼻が超有名である。 なぜ超がつくほど有名なのかというと、離島以外ではそこが本土の最西端にあたるという看板があるからである。だが、そこが神崎鼻…

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番外:「ブログランキング」をどう理解すればよいのだろうか:So-netブログランキングの観察研究4(So-netブ…

 So-netブログは、とにかく「ランキング」がお好きなようで、どこにもかしこにもやたらめったら「ランキング」がある。いや、むしろ「ランキング」を取ってしまうと、その後にはおそらく何も残るまい、と思うくらいの“ランキングだらけぶり”である。 なにしろ、ブログのトップページからランキングは始まっていて、ご丁寧にそれらのランキングには、金銀…

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1057 堂ヶ崎=長崎市深堀町2丁目(長崎県)長崎湾こそが日本の造船重工業の発祥の地なのだった

 長崎の深堀の名は、この地の地頭であった深堀氏の名からついた地名である。その深堀氏は、もともと現在の千葉県いすみ市にある深堀を地盤としていて、そこから自分も深堀と名乗るようになった。その深堀氏は、もとは神奈川県の三浦半島によって鎌倉時代に活躍した三浦氏の流れを汲む一党であった…。(「1053 呼崎」の項参照) 現在の長崎市深堀町は、さほ…

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番外:テーマ「地域」は比較的競争レベルが低い!?:So-netブログランキングの観察研究3(So-netブログの七…

 誰か、初めてSo-netブログで、自分のブログを始めたい人がいたとする。その場合に、前もって「自分はこれをテーマにして書きたい」というはっきりした思惑がある場合と、なんとなく「人がやるブログなるものを我も始めてみたい」という漠然としている場合とがあろう。 前者の場合は、プルダウンメニューのなかに、そのテーマまたはそれに近いものがあれば…

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1056 竹崎鼻=長崎市香焼町(長崎県)横島のみたうたかたの夢は島ととともに波間に消え岩だけが残ることに

 戦前の資料などによれば、香焼の誇るものとして造船と炭鉱をあげ、これが村の宝でありその隆盛によっておおいに発展した云々といった書き方をしている。造船は今も続いているが、当然ながら炭鉱はとうに閉山になっている。 炭鉱が最も盛んだったのは、明治も半ば頃のようで、その当時には竹崎鼻の沖合南西600メートルちょっとのところにあった、横島での採炭…

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番外:「ブログテーマ」と「共通テーマ」は同じか違うか:So-netブログランキングの観察研究2(So-netブログ…

 大方の人にとっては、どうでもいいと思われることを、ごちゃごちゃと書き続けている。まあ、ボケ防止のため頭の体操をやっているようなものだ、と思って見逃してくだされ。 番外前項では、So-netブログの「テーマ」について、「地域」と「ペット」および「グルメ・料理」との比較検討をしてみたが、そもそもこれらの「テーマ」なるものは、どこでどのよう…

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1055 梅ノ木鼻=長崎市香焼町(長崎県)戦時中から埋立で二つの島が一つになり造船所ができてバンバン船を造ってきた

 香焼(こうやぎ)地区は、大きくは香焼島と蔭ノ尾島の二つの島からなり、1898(明治31)年に深堀村から分かれて香焼村となった。深堀とつながって陸続きとなるのは1971(昭和46)年だが、そのずっと前の1942(昭和17)年の埋立てによって、二つの島はつながっていたようだ。 現在の地図にはもうない蔭ノ尾島というのは、三菱重工業長崎造船所…

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番外:ひきこもりがちょっと外の世界に出てみたら:So-netブログランキングの観察研究1(So-netブログの七不…

 ひきこもりを標榜しているでんでんむしは、他のブログはもちろん、So-netブログも、自分が最初に設定で「ブログテーマ」として選んだ「地域」ブログの管理ページしか見ていない。更新は、隔日と決めているので、一日おきの更新の都度、前の項に「きた!みた!印」をもらったところに答礼で訪問する。So-net内の他ブログをみるのはそれだけなので、数…

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1054 岩崎鼻=長崎市香焼町(長崎県)ネコたちに聞いてみてもわからないだろう灯籠崎が岩崎鼻になったわけは

 長崎は今日は晴だった。だが、やっと晴れた今日は、もう午後の早い便に乗って、羽田へ帰らなくてはならない。この長崎シリーズは、ずっとお天気が悪かったせいで、あまりぱっとしなかったし、計画通りにはいかなかった。 せめて、昨日積み残した香焼周辺だけでも、行けるところまで行ってみようと、早朝グラバー園下から香焼へ行くバスに乗った。 長崎バスは、…

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番外:So-net「地域」ブログランキング・2014年初頭の定点観測(So-netブログの七不思議12)

 お正月も3日、お屠蘇気分も抜けないうちに、恒例のSo-net「地域」ブログの定点観測。その定点がなかなか一定しないで、変則にはなっているが、この記録は2011年から始めていて、4回めとなる2014年は、元日の朝現在のデータでまとめてみる。 一応、今回も前例にならって、(So-netブログの七不思議12)としたが、これもいいかげんキリの…

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1053 呼崎=長崎市深堀町6丁目(長崎県)千葉の深堀にいた鎌倉御家人の三浦さんがはるばる長崎彼杵荘の地頭に赴任し…

 昔、学校で教わった日本史の重要なできごとのなかでも、現在に至るまでなおも生き続け尾を引いている最もこの国の根幹をつくったものといえば、それが「守護地頭の配備」ではないかと、でんでんむしは思っている。 ほかにもっとあるじゃないかという異論は否定しないが、日本人の一人ひとりの先祖に遠く届かぬ想いを馳せるとき、その考えは確固たるものになるは…

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